前回は「検索練習」という勉強方法を紹介して、実は小テストなども意味がある勉強方法なんだ、ということを紹介しました。
今回は、「インターリーブ」という学習方法を紹介します。
一連の記事は、『認知心理学者が教える最適の学習法』という書籍に基づいています。
インターリーブ(交互配置)学習法では、「種類」の違う問題を順番をバラバラに変えて学んだ方が定着率が良い、というものです。
具体的に言えば、図形の面積を求める問題だけを解いていく、のではなく、順列の問題、2次方程式の計算問題などジャンルの異なる問題を解く、ということです。
ドリル形式で同じ問題ばかりを解いていくと、同じジャンルで同じ並びで、知らず知らずのうちに答えをなんとなく覚えてしまっていることもあるでしょう。そこでインターリーブ学習法を取り入れることで、意図的に、きちんと考えないと解けない状況をつくるのです。
実際にアメリカでの実験では、学習直後では同じ問題をどんどん解いたグループの定着率は高かったものの、わずか3日後には60%程度まで正答率は激減。ところがインターリーブ学習法を取り入れたグループはあまり下がることなく学習内容が定着したことがわかっています。これを分散学習を取り入れて、時間もジャンルもあえてばらけた学習をすることで、さらに効率がよくなるでしょう。
効率のいい勉強法を取り入れて、勉強時間もコスパ良くつかっていきましょう!
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